桑原木材株式会社

桑原木材株式会社とは
弊社は明治20年に創業し、2024年で137年目となります。
能代工場は1983年に元々あった会社を買収する形で始め、40年ほど経過しました。
能代工場では東北近辺の杉のほかに、本社のある愛知近辺の杉、東北のヒノキなども製材しています。
主に柾目挽きを中心とし、建具材と羽目板を製品として作っている工場です。
また、能代工場では平成27年にDIY商品などを生産できる加工設備も増設しています。
その際、増設と同時に乾燥機も増やしました。
質も価格も安心の生販一貫体制
弊社の強みは、住宅部門があることで製材から不動産売買まで一貫して行える点です。
住宅部門は本社のある愛知近辺になりますが、自社の製品を使用して住宅を建設しているため、質の高い木材を使用しても通常より安価で提供することができます。
お客様のご要望に応じて注文住宅や分譲住宅、リフォームまで対応できる体制になっています。
能代工場の役割
以前は柱をメインに作っていましたが、今は建具材などを作って市場などへ販売するほか、美濃加茂の加工センターへの基材の供給を行っています。
これらは一週間に1回ほどある定期便で陸送し、社寺の多い下呂の金山の方に運んだり、関東東北の方にヒノキの注文材を運んできたりもしています。
木都ならではの交流
能代には木に関わる会社が多く、木に詳しい人が多いことや、交互に交流しながら支え合えることが魅力だと感じます。
同じ木を扱う会社でも得意不得意があり、太い木を扱う会社もあれば細かい作業を得意とする会社もあるため、木を加工したり材料を集めたりする時はそれぞれの得意分野に合わせてお互いに頼ることができています。
特別な場所と木の面白さ
この仕事ならではの魅力としては、やはり木が好きなので色々な木を見てみたり、こだわりのある方々にお会いできたりするところだと思います。
木は山の水の流れや土の質など、それぞれの条件によって質が変わり、特に杉はその影響が現れやすいです。
そのような木を見るために山に入ることがありますが、山は特別な場所なので空気が変わるのを感じます。
木とともに変遷する事業
私も35年以上この業界にいますが、天然秋田杉が平成23年で生産されなくなったことが1番大きい変化だと思います。
秋田杉から造林杉に変化したことで、以前は沖縄まで届いていたという割柱もほとんど売れなくなり、その製品に偏っていた会社が廃業したこともありました。
そのような時代の流れに合わせ、多くの会社が柱から建具、加工板を作るようになりました。
弊社もその一例であり、それまでヒノキの柱がメインでしたが、社寺の仕事や注文材、建具や加工品へシフトチェンジしています。
このような切り替えは多くの会社が経験してきたため、1番の変化だと感じます。
出材量の問題とこれから
今の課題は、出材量の少なさです。
全体的な出材量は多いのですが、私たちが必要とする役物の出材量が少なく、丸太を集めることが今1番難しい状況になっています。
優良品丸太の市場でも、来月に繰り越されたり、崖崩れで出材ができなくなったりしており、まさに踏んだり蹴ったりの状況です。
試験的に愛知県周りの木を入れてみることも考えましたが、運賃の関係もあってそれだけでは回りづらいと判断しました。
今は生産量と人を減らして調整し、事業を特化させて対応しているところです。
それまでは板挽きなどをしていましたが、板挽きは産地間の差別化が難しいため、そちらはあまり作らなくなりました。
DIYの方は37〜38年前から始めた事業で、当初は端材の使用を想定していましたが、工場の生産量が減ると端材の出る量も少なくなるため、地元近辺から買わせていただいています。
そのため、材料を提供していただける工場の見学を今後できたら良いなと思っています。
会社情報
代表者
代表取締役 桑原 教行
能代工場長 佐藤 吉博
住所
〒016-0146
秋田県能代市外堤165-1
TEL
0185-58-4567
FAX
0185-58-3363
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