瀬川銘木株式会社
瀬川銘木株式会社とは
弊社では主に全国の杉の丸太を購入し、そこから杉の製品を製材しています。
弊社の強みは、扱う丸太の太さです。丸太の径級で表すと、50cm程から上はどこまでも太いものを目指して製材しています。しかし、杉の丸太であれば径級にかかわらず、これまでの経験からできるだけ面白い材、良い材を原木で仕入れるようにも心がけています。そして、それぞれの丸太の特徴を活かし、様々な物件に使う社寺用品などを製材しています。
桶樽から始まった瀬川銘木
私の祖父の時代は、山へ行って木の切り株を荷馬車に積み、それを下ろしてきて製材していました。この頃は桶樽の材料などを中心に製材していたと聞いています。私の父の時代になると、和風住宅がとても盛んになり、和風住宅に使う天井板や造作材、建具材などを製材する形に変わっていきました。私の時代になってからは、和風住宅も徐々に減っていき、現在は様々な種類を製材するようになっています。
仕入れのこだわり
弊社では杉の丸太を中心に原木を集めて製材していますが、秋田県内はもちろんのこと、北は青森、南は九州まで、良い丸太が入ったと連絡があれば、必ずそこに足を伸ばして買い付けをしています。買い付けの際には、自分の目で見たうえでどのように製材できるかを考えながら競りに参加しています。
木都能代で触れてきた木材
ここ能代は昔から木都能代と呼ばれていました。私も小さい頃からこの瀬川銘木へ遊びにきて、木の破片を集めたりしていました。その時代から、おそらく私も木に触れ合うことが好きだったのだと感じます。そして今では瀬川銘木に勤め、このような製材業に携わっています。やはり木というものは二つとして同じものがないため、これは良かった、これは駄目だったということを考えながら、できるだけ良い材を製材するよう心がけています。
それぞれ異なる杉
一口に杉の製材の業界といっても、杉の中には太い木もあれば細い木もあります。その中で弊社としては太い木、大径材を中心に扱っています。
今は全国的に大径材を扱うところが少なくなってきており、その状況下で弊社に丸太の連絡をしていただいているため、できる限り足を伸ばして現地で競り落とすようにしています。そして、和風住宅に使う材、社寺仏閣に使う特殊材、銘木と呼ばれる珍しい材へと製材しています。この珍しい材に関しては、中には300年、400年、500年と年数の多い丸太の神社木のような大径材もあります。
さらには既に寿命を迎えてしまった木もあり、そのような木をできるだけ成仏させようという想いで、良い製品へと製材して世の中や後世に伝えるよう努めています。
住宅の変化と変わらない需要
最近は和風住宅が減少し、木材を使う場所が以前と比べて少なくなってきています。しかし、大径材や年数の多い材に関しては、社寺仏閣で必ず使うものになります。そのような場所に使える製品をできるだけ供給していくことが、我々のような大径材専門で杉を製材している会社の使命だと考えています。また、我々が杉の大径材の製材をしていかなければ、この伝統が後世に伝わらなくなってしまうと思うので、その辺りも自負して日々仕事をしています。
製材を通して学び続ける
杉の丸太は二つとして同じものはないため、丸太の段階から製材の段階まで、毎回勉強になっています。そして、そこで得た学びは商売として失敗の続かないよう活かし、面白い材や良い材を製材するように努めています。
木を活かし、後世へ伝えるために
現在、杉の大径材を扱う業界では、どんどん業者さんが少なくなってきています。しかし、全国各地には山がたくさんあり、神社や寺もたくさんあります。そこから出てくる大径材は、製材する人がいなくなってしまうと、その辺に倒れてやがて朽ちていってしまいます。
そのため、数少ない我々の業界が、最大限丸太の特徴を活かして良い製品に製材し、後世にその文化を伝えていくことは大事な使命だと考えています。今後も連絡が入り次第、できる限り全国各地に出向いてそのような丸太を仕入れていきたいです。
取り扱い製品
建具
厚板
社寺用材
社寺用材
杉板各種
杉板各種
ギャラリー
会社情報
代表者
代表取締役 瀬川 貴志
住所
〒016-0814
秋田県能代市能代町中川原26-723
TEL
0185-52-0905
FAX
0185-52-0907
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